第4回
2027年2月25日(木)
リアル開催
会場:ホテルグランドヒル市ヶ谷
テーマ:安保三文書改定後の防衛産業
- 元防衛装備庁長官、川崎重工業 (株) 顧問
土本 英樹 氏 -
(株) ビジョンセンシング 代表取締役
水戸 康生 氏 -
防衛関連企業、研究機関等の専門家で調整中
国際秩序が大きく揺らぎ、日本を取り巻く安全保障環境は、かつてなく厳しさと複雑さを増しています。サイバー、宇宙、無人機など脅威が多領域化するなか、防衛力の強化には、従来の防衛産業だけでなく、民生・産業分野で培われた先端技術を幅広く取り込むことが不可欠です。
なかでも光技術は、センシング、通信、監視、測距など多様な用途を支える基盤技術です。しかし、優れた民生技術と防衛現場のニーズが出会う機会は、いまだ十分ではありません。
本イベントは、企業、研究機関、防衛関係者の相互理解を促し、新たな連携を生み出すことで、光産業が防衛分野に参入する糸口とするとともに、日本の防衛生産・技術基盤の強化と、国民の安全・安心に貢献するために始動します。
参加者特典
本セミナーにご参加いただいた皆様には、月刊OPTRONICS 2026年5月号【日本を衛る光技術 問われる地政学リスクの時代】の特別版を贈呈いたします。
セミナー参加に関する注意事項
| 13:00~13:05 | 挨拶 | |
| 13:05~13:45 | 科学技術と国家安全保障~デュアルユース技術の推進戦略 |
内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 事務局長 井上 諭一 氏 |
| 13:45~14:30 | 「技術」は日本を救えるか 安全保障を支える技術のインテグレートを阻む“見えざる壁” |
作家 麻生 幾 氏 |
| 14:30~14:40 | 休憩 | |
| 14:40~16:10 | 日本を衛るAM技術(光技術)のデュアルユース拡大 |
一般社団法人日本AM協会 専務理事 澤越 俊幸 氏 |
| 高付加価値設計・製造を実現する統合型レーザー金属積層造形技術の研究開発プロジェクトにおける高度金属積層造形技術の開発 |
大阪大学 接合科学研究所 レーザプロセス学分野 准教授 佐藤 雄二 氏 |
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| 3Dプリンタの防衛利用―現場の課題をつくる力で解決する |
防衛省 海上自衛隊 幹部学校 企画部長 1等海佐 柳田 篤志 氏 |
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| 16:10~17:00 | ネットワーキング |
内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 事務局長 井上 諭一 氏
科学と社会実装が近接化する中、研究力の強さは安全保障に直結するといっても過言ではない状況。
国は、研究力を高め、世界に先駆けた成果を上げるためにどのように取り組もうとしているのか、科学技術と国家安全保障を如何に結びつけようとしているのか、大学の研究セキュリティはどのように確保されるのか、デュアルユース技術に対するアカデミアの反応、世界の動向等について所見を述べる。
1991年科学技術庁入庁。これまで、日本の地震調査研究体制の整備、スーパーコンピュータ「京」の開発、海洋資源調査システムの開発、AI戦略の策定などに従事。2001年-2004年に在ドイツ日本大使館科学アタッシェ、2022年G7科学技術大臣会合で我が国シェルパを務めた。文部科学省官房長、同科学技術・学術政策局長、内閣府科学技術・イノベーション推進事務局統括官等を歴任し、2026年8月より現職。
作家 麻生 幾 氏
日本には、世界市場で圧倒的な競争力を持つ基盤技術、要素技術、製造技術が数多く存在する。 半導体材料、センサー、光学、精密加工、通信、電池、ロボティクス、パワーエレクトロニクス、素材、制御技術…。個々のコンポーネント・レベルの技術優位性を見れば、日本は決して「技術立国」の看板を失ってはいない。 しかし、なぜ、と想うことがある。
日本発の技術が、それらをシステム・レベルの競争優位へインテグレートすることで転換し、国家安全保障、経済安全保障、またインテリジェンス(ヒューミント、シギント、イミント等)に直結する「戦略的能力」へ昇華できないケースがあるのか―。その疑問をずっと抱いてきた。
私は小説家として素材を集める過程で、一つの仮説に行き着いた。 日本には技術がないのではない。様々な技術をインテグレートし「能力」へと転換する過程に、「国家システム」という”壁”があるのではないか。問題は、技術を国家の能力へ変換する「アーキテクチャ」(全体の構造や制度設計の仕方)にあると痛感している。日本には優れた技術がある。しかし、それを国家として使える能力にインテグレートし、転換することは、別の問題である。
本講演では、作家として安全保障を含む様々な現場を追ってきた視点から、取材で得た事例を通じて、日本の技術を阻む国家システムの壁を見つめる。そして、その壁を突破する知恵と行動を、皆様とともに考えたい。
文藝春秋週刊文春編集部に勤務後、小説家として独立。日本の国家危機における政府、警察と自衛隊の混迷を描いた「宣戦布告」がベストセラーとなり映画化。非公開の公安警察の暗部と、外国諜報機関と外事警察官の熾烈な戦いを描いた「ZERO」、NHK土曜ドラマ、また映画化もされた「外事警察」のほか、「奪還」「ケースオフィサー」「外事警察CODEジャスミン」「瀕死のライオン」など、自衛隊、公安警察をテーマにした作品を数多く執筆。また、オウム真理教と政府、警察、自衛隊の壮絶な戦いを記録した「極秘捜査」、東日本大震災における知られざる戦士たち(自衛隊、警察、内閣危機管理チーム、災害医療チーム―DMATなど)の未公開記録などノンフィクション作品にも定評がある。
一般社団法人日本AM協会 専務理事/事務局長 澤越 俊幸 氏
光(レーザー)技術の活用工法としてAMが注目をされる中で、防衛産業とのデュアルユースによる技術開発が進められています。
金属AMの主要方式はレーザーであり、大阪大学が国家プロジェクト(国家安全保障プログラム)で、国産レーザー技術(企業)の育成を唱えている事を取り上げるとともに、防衛(自衛隊)でのAM活用について意見を述べて頂く事で、日本を衛る技術としてAMやレーザー技術をテーマに講演いたします。また、セミナーの時間が許す限り、登壇者お二人に司会者から質問形式でディスカッションを行います。
1985年4月電気・電子の販売商社に入社、各種特殊システム販売を担当し、2013年からAM販売の専任となり、2014年に任意団体「3Dものづくり普及促進会」を立ち上げ、2022年に「一般社団法人日本AM協会」を設立し、専任で専務理事・事務局長となり現在に至る。
大阪大学 接合科学研究所 准教授 佐藤 雄二 氏
金属付加製造(AM)は、複雑な三次元形状を直接造形できる先進製造技術として注目されている。中でもレーザー粉末床溶融結合法(PBF)は、高い設計自由度と寸法精度を有する一方、急速な加熱・冷却や不均一な入熱に起因する内部欠陥、残留応力などが課題となっている。本研究では、高品質・高精度・高能率な金属積層造形の実現を目指し、レーザービームプロファイル制御による入熱分布の最適化と粉末溶融現象の安定化に取り組んでいる。
本報告では、ガウシアン、フラットトップおよびリングビームを光学的に形成し、各ビーム照射時のレーザー–粉末相互作用、溶融池挙動および造形品質に及ぼす影響について紹介する。
1976年10月生.2005年東海大学大学院工学研究科博士後期課程修了,博士(工学).2019年9月大阪大学接合科学研究所 准教授、現在に至る.専門は,光と物質の相互作用、機能性材料表面の創製, 現在レーザ溶接,金属の 3Dプリンタ技術の開発に従事.応用物理学会,レーザ加工学会, 溶接学会、レーザー学会, 各会員
防衛省 海上自衛隊 幹部学校 企画部長 1等海佐 柳田 篤志 氏
近年、3Dプリンタ(積層造形)技術は、材料・装置・製造プロセスの進歩により、試作品製作から実用部品の製造へと活用領域を拡大している。特にウクライナ戦争や米海軍の取組は、補給・整備の迅速化、装備品の可動率向上、分散型製造による兵站の強靱化など、防衛分野における新たな可能性を示している。一方、我が国では技術的な有用性が認識されながらも、品質保証、契約制度、設計データの管理、責任分担などが実用化の課題となっている。本講演では、艦艇補修、製造中止部品の再生、無人装備品、デジタル部品庫、民間製造能力の活用など10の具体的事例を提示し、既存の製造・整備技術との連続性を踏まえ、防衛利用を「作れる」段階から「使える」段階へ進めるための課題と方策について提言する。
海上自衛隊1等海佐。海上幕僚監部等での勤務を経て、海上自衛隊幹部学校未来戦・ロジスティクス研究室長を歴任。2026年10月から同校企画部長。未来戦、無人・自律システム、ロジスティクス、先進技術の作戦運用への適用等を研究。現在、東京海洋大学大学院博士後期課程に在籍し、無人化・自律化・省人化をテーマに研究を進めている。
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セミナー参加に関する注意事項
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